トイプードルが学習するメカニズム

良い気持ちから習慣に変わっていく

例えば、排便をきちんとトイレにしたときにおやつをもらうとしましょう。トイプードルにとってトイレでオシッコやウンチをしても「汚したくない」とか「綺麗にしたい」とか「臭くしたくない」というのは関係ありません。なのになぜきちんとトイレにするのでしょうか。
それは、トイレでオシッコをしたときに褒められたりおやつをもらったりして、自分にとって「嬉しい」気持ちになった経験を覚えているからです。
そして、子供のうちは「嬉しくなりたいから」トイレでオシッコをするのですが、大人になっていくとそれが習慣となっているので自然とトイレで排便をするようになってくるというメカニズムです。

はじめてのトリミングサロンの前に自宅で「カットは楽しい」と覚えさせる

はじめてトリミングサロンに行くと、多くの場合はカットを怖がるので、デビュー前に自宅でたくさん体を触ったり軽くカットをするなどして慣れさせ、終わった後におやつをあげたり褒めたりその後たっぷり遊んであげましょう。
「カットをした後には楽しいことがある」とトイプードルにインプットさせてあげるとお店で嫌がらない犬になります。はじめて行く前に是非実践してみてください。

子犬のトイプードルに「叱る」のは意味のない行為?

まだトイレを覚えていない子犬のトイプードルに、トイレを外したからといって怒鳴ったり体を押さえつけたりするとどうなるでしょうか。
子犬はオシッコをトイレでするという習慣も本能もありません。それは、人間の習慣が「排泄はトイレで行うもの」という、犬とは関係ない都合によるものです。ですので、何も知らない子犬は「オシッコをしたから飼い主が大きな声を出して嫌な気分になった」という結果になります。

繰り返さないように代用をさがす

机の脚をかじったり、人に吠えたりした場合も同様です。これらの行為は犬にとっては「自然な行為」で、人間にとって迷惑なだけです。なので、それを悪い事だと覚えさせるのは難しいので、他に代用できる事をさがし、それをした後に褒めてあげるようにします。
例えば、椅子の足をかじったとしたら、似たような感触のおやつやおもちゃを与えます。そしてそれで遊んでくれたらすぐに褒めてあげます。そうする事によって椅子よりもおもちゃをかじったほうが楽しい気分になる、という風に覚えてくれます。

トリミングサロンでカットをする際にも悪影響を及ぼす体罰

稀に、いけない行為(人間に都合の悪い行為)をしたからといって体を押さえつけたり体罰を与える飼い主もいますが、これは絶対NGです。
犬は「悪い行為」を理解する事は困難なので、なんで嫌な目にあっているのかわかりません。ただ「飼い主は乱暴な人」とか「怖い人」というイメージを植え付けさせるだけです。
そんな育て方をしていると、トリミングサロンに行っても「人間は怖い」というイメージを持っているので体を触られるのを嫌がったり、怯えて逃げ出したりすることもあります。

トイプードルのしつけの基本

犬のしつけの間違いとして多くみられるのが「叱る」方法です。しつけとして間違っているならまだしも、ただ感情的に怒っているだけの場合もありますが、これはもってのほかです。そもそも、トイプードルはじめ犬は人間の言葉が理解できません。「だめでしょ!」と言ったところで何のことかさっぱりわかりません。

トイレのしつけは「怒らない」

例えば、オシッコのしつけができていな時にトイレ以外の場所でオシッコをして飼い主が怒ったとしましょう。そもそもトイプードルは「オシッコはトイレでするもの」という本能はありません。ただオシッコが出そうなのでしただけです。そんな自然の行為をしただけで飼い主が大声を出していても、何のことかわかりません。「この人なんだか怖そうだな」とか「オシッコをしたら大声を出すんだ」という程度です。稀に、オシッコをする事自体を怖がる犬になってしまうケースもあります。

正しくできるように工夫をして褒める

家に来たばかりで知らない場所だらけなのに、オシッコをトイレでちゃんとできるというトイプードルはほとんどいません。まずは飼い主が工夫しておしっこをトイレでさせてあげましょう。
一般的な方法としては、オシッコをしそうな雰囲気(ぐるぐる回りだしたりする)になったら、サークルの中にトイプードルを入れて、トイレシートを隙間なく敷いてしまいます。こうすることによって、どこにオシッコをしてもトイレが成功するようになります。
肝心なのは、この「正しい場所にオシッコをしている」間にうんと褒めてあげることです。褒め方としてはできるだけ高い声で目を見ながら「いい子だね~~」と、伸ばすように優しくします。小さなおやつがあれば、オシッコをしてすぐにあげるのも効果的です。
このようにすることで、トイプードルは「トイレシートの上でオシッコをすると褒められて、嬉しい気分になる」と思ってくれるようになります。これを繰り返すと自主的にトイレシートの上でオシッコをするようになるでしょう。

トイプードルのしつけのコツ(トイレ)

とても頭が良くて物覚えも早い犬種のトイプードルですが、最初に油断するとトイレは後で苦労する事になります。ペットショップからおウチに連れてきた日から「オシッコやウンチはトイレシートの上ですると褒められる」という事を覚えてもらうようにしましょう。

叱られても意味がわかりません

間違ったしつけの方法として、間違った行動をした時に叱るというのがあります。仮にその叱られた行動が良くないと覚えたとしても、だからといって「何をすれば正しいのか」という事はわかりません。ですので、「正しい行動をした時に褒める」のがしつけの基本です。褒められるとトイプードルは嬉しくなります。その気持ちにまたなりたくて同じ行動をとるようになるのです。

おしっこした事で怒ってるの?

犬は、オシッコをトイレ以外の場所でした時にカッとなって叱ると、「オシッコをしたから怒られた」と勘違いする事があります。そうすると家の中での排尿を我慢してしまって病気になる可能性も否定できません。飼い主のしつけ次第で可愛いトイプードルの体を壊す事もあるので気をつけましょう。

初日は絶対成功させるように工夫して

初日は、どの場所に出しても成功するように工夫させます。サークルの中にトイレシートを部屋いっぱいに敷き詰めておくのです。そしてオシッコやウンチをするたびに褒めてあげます。途中で掛け声をかけながら、終わったら大袈裟に少し高めの声を出してあげましょう。次の日からはトイレシートが占める割合を少しずつ少なくし、1週間位で2枚位まで減らしていきます。毎回「褒める」事は忘れないでくださいね。