トイプードルの毛玉のほぐし方

豊富でふわふわした毛が魅力のトイプードル。その美しさは、毎日のお手入れがあってこそです。また、綺麗な毛をキープするのは、きちんと飼い主がお手入れをしているという証明といってもいいでしょう。
しかし、油断して放っておいたり、細かな箇所のブラッシングを怠ったりすると簡単に毛玉ができてしまいます。

トリミングサロンで追加料金が発生する毛玉

毛玉ができると、ブラシが通りにくくなって引っかかり、ブラッシングをする度にトイプードルがとても痛がってしまいます。また、毛玉にはほこりやゴミが絡みやすいので、清潔面でも問題がでてきます。
さらに、毛玉を残したままトリミングサロンでカットしてもらいに行くと、多くの場合は「追加料金」を取られます。また、トリマーにも「いい加減な飼い主」と見られる恐れもあります。

自分でほぐしきれない場合はトリマーにお願いしよう

毛玉ができやすい場所は、普段隠れていて毛が密集している箇所が主で、足の付け根、脇の下、耳の裏、お尻などです。全身をブラッシングする際には以上の場所を特に注意してほぐすようにしましょう。
もし毛玉ができてしまったら、スリッカーとコームの両方を使用します。スリッカーで毛をほぐしながら目の粗いコームで毛玉を離していきます。
軽い毛玉であれば何回か繰り返すとほぐせますが、強烈に絡まった毛玉は手に負えない時があります。そんな時にはトリミングサロンであらかじめ「毛玉を取って欲しい」と言って、追加料金覚悟でお願いするしかありません。

シャンプーに必要なグッズ

人間であれば、シャンプー・リンス・トリートメント・タオル・ドライヤーがあればそれでOKですが、トイプードルの場合はそれに加えてブラシ・コームが必要です。また、耳にも溜まってしまう水分を拭き取るのに綿棒、さらにコットンなどの柔らかい布のような物も用意しましょう。

事前にブラッシングをするのがおすすめ

「時間がないから早く始めてさっさと終わらせたい」という人もいると思いますが、毛玉をそのままにして急いでシャンプーをしてしまうと、毛玉がますます取れにくくなります。しかもその部分の汚れも残ったままになります。シャンプーをする前には毛玉をほぐすのを中心にブラッシングをするようにしましょう。

トイプードルのシャンプー前の流し方

体の表面を濡らす

シャンプーを体につける前に、全身の毛を濡らします。泡立ちが良くなる効果があるうえに、汚れも流す事ができます。
自分がシャンプーをする際と比べて「少しぬるいかも」と思う位の温度が適温となります。季節によりますが温度にすると35度~37度くらいが良いでしょう。
人間でもそうですが、最初は心臓に遠い箇所からお湯をかけていきます。尻尾からお尻、さらに背中や首までかけていきましょう。

デリケートな裏側と顔・頭は慎重に

次は裏側です。お尻の方から足、お腹にお湯をかけます。お腹はデリケートなので、最初は手にお湯を取って濡らしながら徐々に刺激を与えるようにします。足や爪の付近は汚れが多いので、時間をかけて流しましょう。
最後に顔と頭部を洗います。頭はいちばん大事な部分なので、丁寧にお湯をかけましょう。プロのトリマーは、頭は水圧を弱くしてかけています。面倒ですが蛇口をひねって勢いを弱くしましょう。
顔にお湯をかける時は正面からではなく、後方から流してあげるようにします。目や鼻にお湯が入ると良くないので、自分の指でお湯をせき止めながらかけてあげましょう。

シャンプーのコツ

全身を濡らしたら、シャンプーをかけていきましょう。売られている多くのシャンプーは原液でそのまま使用できませんので薄めてから体にかけていきます。
シャンプー前の準備として、先が尖ったタイプの容器に薄めて入れておくと便利です。100円ショップで売っている容器で十分なので是非購入しておきましょう。

指を上手に使ってマッサージしながら

まずは洗いやすい胴体部分からシャンプーをかけていきます。あらかじめ薄めておいたシャンプーを、背中・お尻・お腹、首まわりにかけていきます。
かけたシャンプーを広げるようにマッサージしながら洗い始めます。この時、必ず力を入れすぎないように注意しましょう。特に初めてのシャンプーの場合「気持ち良い」と思ってもらう事が重要です。マッサージするつもりで丁寧に洗っていきましょう。

足は汚れが多いので丁寧に

マッサージのようにボディを指で洗ったら、次は足を洗います。散歩に行くと分かりますが、いちばん汚れるのは足・または足裏・爪なので、時間をかけて汚れを落としていきましょう。この際に、先の尖ったポンプを使用するととても便利です。

目に入ると病気の原因になるので注意

頭・顔を洗うときに一番注意したいのは目にシャンプー剤を入らないようにする事です。目にシャンプーが入るとトイプードルがとても痛がりますが、いちばん怖いのはそれではなく「目の病気」です。
目にシャンプーが入ると一時的に炎症が起こります。最初はほとんど完治しますが、繰り返しているうちに結膜炎などの目の病気に繋がる事があります。シャンプーをつけて流す時には必ず手で目に入るのを防ぐようにしてください。

トイプードルのシャンプーのすすぎ方

シャンプー剤をつけて洗う時は最後に顔を洗いますが、水ですすぐ際には最初に行うのがベターです。シャンプー剤が目に入ると危険なので、少しでもそのリスクを避けたいというのがその理由です。
顔を流す際には、最初は目を自分の指で隠すようにしながら気をつけます。しばらくしてシャンプー剤がなくなったら手を放しても大丈夫です。

気持ちよくさせてシャンプー好きのトイプードルに

顔が終わったらその他の部分もすすぎます。すすぐ際に気をつける事は、シャンプー剤を残さないようにする事です。体に残ると皮膚炎などの原因となるので時間をかけてじっくりとすすぎましょう。
また、すすぎをする時にもマッサージを加えてあげると、「シャンプー=気持ち良い」と思ってくれるようになります。最初のシャンプーの時には特にマッサージに時間をかけてあげましょう。

1回では不十分なので2回すすぎをしよう

流すのは1回ではなく、2回行います。2回目の手順は最初とほとんど同じですが、すでにシャンプー剤が少なくなっているので、マッサージを中心にしてあげると良いでしょう。念のため目の周りにシャンプーが残っていないかチェックしてから顔を流してください。
全身に白いシャンプーの泡が残っていないかどうかが確認できたらすすぎは終了です。
トイプードルは本能的に体が濡れているとブルブルして水を弾き飛ばそうとするので、それをしてくれるまで待ってあげます。水を飛ばしてすっきりした気分にしてあげましょう。

トリートメントとリンス

全身を濡らしてシャンプーをしてしっかりと流したら次はリンスですが、その前にトリートメントをしてあげましょう。トリートメントをする事のメリットとしては毛艶が出て毛が綺麗になる事が挙げられます。
その他にも、毛の通りがスムーズになるために毛玉ができにくくなる、保湿効果があるなど、毛や皮膚にとって良い事だらけです。カットした際にでもトリミングサロンのトリマーに聞いておすすめのトリートメントを購入してみましょう。

基本的には人の頭と同じ流れで

使用するトリートメントによって方法は若干異なりますが、基本的には、シャンプーが終わってしっかりとすすいだらそのまま全身に馴染ませるようにつけこんでいきます。使用する際には説明書や注意書きをしっかりと読んでおきましょう。
全身に液がしみこんだら、シャンプーの時と同様にしっかりとすすいであげましょう。

リンスの流し不足も皮膚病の原因に

トリートメントを流し終わったら、リンスをつけていきましょう。リンスはトリートメント同様毛玉防止に効果的なので、毛玉ができやすい脇の下、首回りなどを意識してつけます。
「リンスはしっかりと流さない」人もいるようですが、リンス剤も残っていると皮膚病の原因になります。シャンプーの時と同じようにすすぎ残しがないように気をつけましょう。

トイプードルの身体をしっかりと乾かす

シャンプー・トリートメント・リンスをしてしっかりと洗い流したら、ドライヤーを使って乾かしていきましょう。少しでも早く乾かしたいのでタオルドライをしてしまう人が多いですが、トイプードルの毛は「フワフワ感」が命です。
タオルドライをすると毛が寝てしまうのでおすすめできません。タオルなどで身を包んで、耳に入った水分を取ったりして自然乾燥させます。

最初はタオルを体に巻きながら顔と頭から乾かす

乾かす順番は、トリミングサロンでは多くの場合頭からです。体にタオルを巻いた状態で頭だけ出します。頭と顔を乾かしたら、耳の周りや耳の中にも水分が残らないように乾かしてあげましょう。目の中に直接ドライヤーの風が入らないように注意してください。

ブラシを使ってフワフワ感を出すように乾燥させる

顔と頭が終わったら、タオルを外して全身を乾かします。体を乾かす時は、スリッカーブラシを使用してとかしながら乾かすのが毛をフワフワにさせるポイントです。トリミングサロンでもこの時間に気をつけています。
乾かしている最中は毛がかなり散乱するので、エプロンを着用するようにしましょう。
しっかりととかしながらドライヤーをかけて乾燥したら、最後はコームで仕上げをして終了です。