ヨーキーが家にやってくる日

ペットショップやブリーダーで好きなヨークシャテリアが決まったら、家に迎える準備と知識を身につけましょう。はじめての日によくあること、気をつけたいことをご紹介します。

初日はリラックスさせてあげよう

ヨーキーがやってくる日には何を準備すれば良いのでしょうか。
まずはなるべく家族で迎えてあげたいので、みんなで家にいるようにしましょう。
ただ、最初はとてもストレスを感じているはずなので、全員でいきなりしつけをしたり騒いだりするのではなく、最初の数日は暖かく見守ってあげるように心がけましょう。
フードに関しては、今までペットショップやブリーダーで食べていたものを与えるようにし、できるだけ負担を抑えるように心がけましょう。

ただし、トイレのしつけは初日からはじめます。しつけといっても怒ったりするのではなく、サークル内にトイレを設置しておいて「そこにしかできない」状態をつくってあげることが大切です。
最初は意識してトイレでオシッコをしていなかったヨーキーも、トイレシートの面積を少しずつ狭くしていくことによって「シートにオシッコをすると褒められるんだな」ということを覚えさせていきましょう。

来てしばらくの遊ぶ時間は短時間に

迎えてからしばらくの数日の遊びや運動は、室内のハウスの近くで行うようにします。少し遊んでハウスで休ませてトイレに行かせるということを繰り返しながらトイレを覚えさせながらスキンシップを図っていきます。

ヨークシャテリアに限ったことではないですが、子犬は初日からしばらくの間はほとんどの場合夜鳴きをします。可哀想なのでついついかまってしまいそうになりますが、鳴くたびに顔を見に行っていると「泣いたら来てくれるんだな」と思ってしまうのでやってはいけません。
ハウスに布をかけたりして密室状態を作ってあげると安心するので、初日からしばらくの間は広い場所に放置するのではなく、狭いサークルやクレートなどで寝かせると良いでしょう。

ヨーキーに尊敬される為のメリハリあるしつけ

愛犬へ愛情を向けているつもりでも、間違った行動を取ってしまうと尊敬されず見下されて飼い主として認めてくれないケースがあります。楽しいヨーキーとの生活をおくるためにはまず自分が立派な知識をつける事が必要不可欠です。

飼い主主導での食事タイム

犬にとっていちばん大事な、自分の命をつなぐための食事。この日常の生活の一部がいちばんリーダーシップを発揮して愛される飼い主になるためのチャンスです。「この人についていけば生きていける」と思ってもらうために、自分主導で毎日食事を与えるようにしましょう。

幼い頃からたくさんのスキンシップを

小さな頃にたくさん触っておくと、自分の体に触られても警戒しない社交的な犬になり、また、犬が普段触らせるのを嫌がる急所(肉球・耳・目・お腹など)も触らせてくれるようになり、普段のお手入れもスムーズになります。また、トリミングサロンで美容やカットをするときに嫌がらない、「素直な良い子」になります。
触られることは基本的に気持ちが良いものなので、その事をわからせてあげましょう。強く触るのは逆効果です。
また、おもちゃを使ってたくさん遊んであげる事も積極的に行うようにしてください。飼い主と一緒にいるのが楽しい時間であると思わせるために、少しでもヨーキの「遊びたい欲求」を満たしてあげましょう。

叱るより無視をするのが効果的

人間は言葉がわかるので、何が悪かったから親が叱っているのかすぐに分かりますが、犬の場合はそうではありません。とくに、悪いことをしてから時間が経って怒られても、今やっている事が悪いのと勘違いをしてしまいます。ですので、叱るのは逆効果または効果がありません

悪いことを繰り返さないようにするには、その行為をしている時に嫌な気分にさせるようにさせる事が肝心です。
例えば、無駄吠えをする度に嫌いな音がすると、次第に繰り返さなくなります。吠えている時に飼い主が反応すると、犬は自分が吠えたことによって飼い主が反応するのを勘違いするので怒るのは逆効果です。

また、犬は集団生活を送ってきたので、自分だけが仲間はずれになることを極端に嫌います。人間でも同じですが無視されるととても嫌な気持ちになります。ですので、無駄吠えをした時は同時に嫌な音を出しながら無視するのがいちばん効果的といえます。

ヨーキーを迎える前に安全な部屋づくりをしよう

子犬時代は何でも口に入れたりかじったりするので、ヨーキーを入れる部屋はちゃんと綺麗に片づけて常に物が落ちていない状態をつくりましょう。電気コードはできるだけ置かないのが望ましいですが、どうしても出さなければならない場合は棚などの後ろに隠すようにします。
台所は犬が食べてはいけないものが落ちている危険性が高いので、ゲートなどの障害物を設けて絶対に入れないようにしましょう。

小さくて転がる物は誤飲に注意

犬が誤飲してしまう物は、小さくて転がりやすい物が多いようです。ペットボトルのふたや風邪薬、シャーペンの先が取れた部分、たばこ、消しゴムなどは特に注意しておきましょう。
ピアスや指輪などのアクセサリー系もよく誤飲してしまいます。必ず犬が入れない部屋に保管するようにしてください。
また、スリッパなど飲み込む危険性はないもののかじると困る物も外に出しておきましょう。

犬には何のメリットもないソファー

ソファは犬にとって何かと良くないインテリアです。飛び乗るのも危険ですし、飛び降りる際に腰や足を痛めることもあります。
また、ソファーのように高い位置にヨーキーが座っていると、飼い主を見下してしまうことがあります。犬は一番下に位置付けなければしつけはうまくいきません。
ソファーは人間にとって心地よい物かもしれませんが、犬にとっては百害あって一利なしです。犬が入らない部屋に移しておきましょう。

滑りやすいフローリングには犬用のマットを

人間にとって良くても犬には危険な物にフローリングがあります。犬はもともと土や砂の上で行動していた動物なので、肉球などの足の裏の構造が板の間に向いていません。
最近では洗いやすい犬用のカーペットや組み合わせが自由で部分的に洗えるマットも販売しているので、行動する範囲にはそれらのマットを敷いておきましょう。

しつけだけでなく生活をする際にも必要なサークル

ヨークシャテリアを飼う際にサークルは必需品です。頑固に昔の飼い方をいまだに続けている人にとっては不要な「檻」というイメージですが、本当は犬のしつけや安全のために必要な必須アイテムです。

広ければ幸せという考えは邪道

考えが古い人はよく「自由にさせてやるのが犬にとって幸せだ」という風な事を口にしますが、それは人間に例えた考えで、犬は広ければ幸せというものでもありません。
とくに最初はクレートなどの小さくて狭い空間の方が落ち着く傾向にあります。もともと犬は縄張り意識のある動物なので、自分のプライベートの空間があるほうが良いと言われています。

サークルの中が落ち着く空間になるように

サークルをつくってやることによって、そのヨーキーの「縄張り」を確定させてあげることもでき、「ここにいれば安心だ」と思わせることができます。
また、飼い主が全員外出する際に自由にさせておくと、誤飲などの危険が非常に高くなります。留守番の際は必ずサークルに入れておかなければなりません。

子犬時代はできるだけサークルの中で過ごさせるようにしましょう。最初はサークルの中にトイレシートを目一杯敷いてどこにオシッコをしても外さないようにしておきます。その後徐々にシートの面積を狭くしていってトイレを覚えさせるのが王道です。
ハウスもサークルの中に設置してあげましょう。そもそもサークルはそのヨーキーのテリトリーなので家がその中にあるのが自然です。ただ、最初はおしっこをしてしまう恐れがあるので、値段が高いものはおすすめできません。

また、サークル内にトイレを設置しておき上手にオシッコができる度に褒めてやると、サークルにいるのが好きになる可能性があります。サークルを嫌がってしまうと留守番も上手にできないので大変です。褒めるのは意識的にサークルの中で行うようにしましょう。