トリマーshimaのトイプードルカット講座【第2回】

マズルのアップ

トリミングでいつも担当している犬だと、自分のカットのクセや前回切り切れていなかった所など毎回確認しやすいですね!
特にトイプードルは、自分のカットのクセが出やすく分かりやすいと思います。
今回は、特にクセが出てわかりやすいマズルにポイントを絞って解説します。

前回のカットから確認できること

  • きちんと洗えていたか
  • きちんとブローで伸ばせていたか
  • 左右対称にカット出来ていたか
  • どこを切れば理想としている形にできるか

まず、綺麗な形にカットするためには「きちんと洗えていたか」は必須事項だと思います。
特にマズルは目やに、涙、口周り汚れなどベタベタが残りやすいところです。ベタベタした目やにはクレンジングオイルなどを使用しないと、毛の根元にこびりついて綺麗に落ちません。前回の様子がどうだったかなどメモやカルテに残し、普通に洗って落ちきれなかったところなどはより工夫が必要です。

綺麗に洗えていれば基本、きちんとブローで伸ばすことが可能です。
きちんとブローが出来ていれば前回左右対称にカット出来ていたかが分かりやすくなります。 やはり洗いが一番基本で大切なことですね。

カット後のトイプードルモデル犬

ブローで出る「クセ」

ブローでは右と左なるべく同じような動作をすることを意識します。それはなるべく左右対称に伸ばしたいからです。
それがなかなか難しいですよね。左右全く同じ動きをするのは利き腕というものがあるので大変です。しかしブローで毛に人為的なクセをつけないためにも、自分のスリッカーを入れる向きのクセや伸ばす方向のクセ、温風の当て方など把握する事がポイントです。

それはカットでも同じことが言えます。右利きの人は自分から見て左側が切りづらいですし、左利きの人はその逆が難しいのです。ハサミやコームの入れ方も左右異なってしまうのは当然なのですが、なるべく同じような動作をする意識をもつのが大切です。 無意識のうちに人間は毎回同じようなやりやすい動作をしてしまいます。「あ、また自分この方向で切っているな」など意識して、動作を変える事がポイントだと思います。

また、きれいにブローで左右対称に伸ばすことが出来ると、どこを切れば自分の理想としている形にもっていけるのか想像しやすくなります。すると、自然にシンメトリーな形を作りやすくなります。

フレッシュトリマーさんへ

トイプードルのトリミングでは、マズルのカットが飼い主さんの中でも重要なポイントだと思います。こだわっている飼い主さんも多いので、トリマー自身もこだわりをもって施術すると良いと思います。

shimaプロフィール

shima動物病院、また都内トリミングサロンにてトリマーとして勤務したのち独立・起業。
都内でトリミングサロンを運営、奮闘中。
shimaの記事一覧