健康を維持して楽しく暮らそう

いつもは甘え、時には慰めてくれるマルチーズ

犬と一緒に生活していると、犬は次第に飼い主の感情を読み取れるようになってくるようです。飼い主が喜んではしゃいでいる時はともにはしゃいで遊んだり、落ち込んでいるときは慰めるように舐めてくれたりします。
人間は年齢を重ねると独り立ちし、自分の道を進んでいきますが、マルチーズなどの愛玩犬は、親離れする事はあっても飼い主離れをする事はありません。おじいちゃんやおばあちゃんになってもいつまでも可愛い子供のように甘えてくれます。

丈夫にする時期から維持する時期へ

老犬になったら、気を遣わなければならない事がかなり増えてきます。今まで食べていた食事が消化しにくくなり、運動をしすぎると疲れたり、遊ぶ量が減ったりするので、それに合わせた食事に切り替え、運動の量も少しずつ減らしていかなければなりません。
体に不自由が出てくると、それに対応したバリアフリーの工夫をしてあげる事も必要です。段差がある場合はスロープを作る事も大事です。若いうちは「体を丈夫に」が原則ですが、老犬になったら「体を維持する」のを原則に考えましょう。

生活環境を良くしてマルチーズの健康を維持しよう

マルチーズはじめ犬は、生活環境によって健康でいられるかどうかが大きく変わってきます。
理想的な生活環境で暮らしているマルチーズでも便秘や下痢になる事はありますが、毎日規則正しくバランスの良い食事をし、定期的に散歩に行き、時にはドッグランやトリミングサロンでカットしてもらったりして気分転換をするような生活を心がけましょう。

栄養バランスが悪いと便通が悪くなる

便通が悪くなる原因が生活環境である場合は、栄養が偏っている場合がほとんどです。また、便秘気味だからといって繊維を含んだ食べ物ばかり与えていると逆に便が硬くなってしまう場合もあります。
普段の食事で心がけたいのは「栄養バランス」です。市販のドッグフードの多くはバランスをしっかりと考えて作られているので、適量を与えていればそれほど心配はいりません。
どうしても心配な人は、いつもマルチーズをカットしてもらっているトリミングサロンでおすすめのフードを聞いてみるといいでしょう。

適度な運動とストレス解消が大事

もしどうしても便秘が解消しない時は、動物病院に行って浣腸して出したりする方法があります。これでもダメな場合は麻酔を使用して無理やり出してしまう事もありますが、できるだけこのような方法を取りたくないものです。
飼っているマルチーズの便通が不調な場合、生活を改善していく事を考えてみまるようにしましょう。年齢に合った適正な食事に加えて、1日2回位の散歩、家の中ではストレスが溜まらないように遊んだりして体を動かしてあげるのがベストと言えるでしょう。

体の中を健全に

白くて透明感のある毛を維持するには、定期的なトリミングサロンでのカットだけでなく、体の中身を健全に保つ事も大切です。飼い主として普段から尿の回数にも気を配ってマルチーズの健康状態をチェックする習慣をつけましょう。

トイレに行く回数や出ている具合をチェック

便と同様尿も犬が健全であるかどうかの目安として重要なポイントになります。体に何か異常がある場合には尿や便に現れる事が多いので、普段の生活で正常な色や回数を把握しておく事がとても重要です。
いつもと比べて以上に回数が多い場合や、何度も排尿の姿勢をしても出ていない時は、膀胱に何かが起きているのかもしれません。
結石がある場合は、尿が膀胱で止まってしまって尿意があるのに出ないという状態になってしまって危険です。マルチーズは顔に痛みは表さないのでわかりませんが、かなり苦痛でうなり声などをあげる事があります。すぐに動物病院に連れて行ってあげましょう。

甘く見ていると怖い尿道結石

尿が出ないだけ、と軽く考えるのはとても軽率です。実際に、尿道結石が原因で尿が出ないにもかかわらず放置してしまい、数日後に亡くなってしまった例もあります。

ガンなど完治が難しい病気と違って、尿が詰まるというのは動物病院に連れて行けばがほとんどは治ります。絶対に放置しないようにしましょう。

マルチーズの成長と維持

綺麗な毛艶を持ったマルチーズ。できるだけ長い間その若さは保っておきたいものです。短期間で成長して老いていく犬なので、できるだけ華やかに、健康な一生を送らせてあげたいものですね。

愛するパートナーと共に過ごすのはとても幸せな時間

マルチーズを飼って一緒に生活をするのは、飼い主にとって素晴らしい時間であると同時に、素晴らしい飼い主に飼われた犬にとっても素晴らしい一生となります。犬にとって楽しい場所にお出かけし、ともに笑い、遊び、トリミングサロンでカットして綺麗になったり、ドッグランで一緒に走り回ったり、喜びを共有する事は犬を飼う最大の魅力ですね。

いつもは甘え、時には慰めてくれるマルチーズ

犬と一緒に生活していると、犬は次第に飼い主の感情を読み取れるようになってくるようです。飼い主が喜んではしゃいでいる時はともにはしゃいで遊んだり、落ち込んでいるときは慰めるように舐めてくれたりします。
人間は年齢を重ねると独り立ちし、自分の道を進んでいきますが、マルチーズなどの愛玩犬は、親離れする事はあっても飼い主離れをする事はありません。おじいちゃんやおばあちゃんになってもいつまでも可愛い子供のように甘えてくれます。

丈夫にする時期から維持する時期へ

老犬になったら、気を遣わなければならない事がかなり増えてきます。今まで食べていた食事が消化しにくくなり、運動をしすぎると疲れたり、遊ぶ量が減ったりするので、それに合わせた食事に切り替え、運動の量も少しずつ減らしていかなければなりません。
体に不自由が出てくると、それに対応したバリアフリーの工夫をしてあげる事も必要です。段差がある場合はスロープを作る事も大事です。若いうちは「体を丈夫に」が原則ですが、老犬になったら「体を維持する」のを原則に考えましょう。

ブラッシングで皮膚のケア

マルチーズはとても多くの毛に皮膚が覆われているので、普段からケアをしっかりしていないと、ノミやダニなどが寄生して、皮膚に悪影響が出る事があります。
しきりに掻いたり舐めたりしている時はその危険信号かもしれません。トリミングサロンで使っているスリッカーブラシなどを自分でも購入し、普段からケアするように心がけましょう。

毎日のブラッシングはとても重要

正しいブラッシングのやり方がよく分からない人は、普段カットしに行っているお店でやり方を聞いてみましょう。その際におすすめのグッズも紹介してくれるでしょう。
また、トリミングサロンにシャンプーやカットをしてもらう際にも、普段自分でケアしている飼い主はとてもありがたいものです。普段のブラッシングを怠っていると、所々に毛玉ができてカットにも悪影響を及ぼすからです。

色々な原因が考えられる皮膚の異常

ケアする事によって、皮膚の健康も保たれます。ブラッシングをしたからといってノミやダニを完全に防げるものではありませんが、やるとやらないでは大違いです。
また、毎日犬の皮膚や毛を手入れする事で、湿疹などが出ていてもすぐに気が付く事ができます。悪化してから気づくのは普段何もしていない証拠です。
寄生虫以外が原因で皮膚が荒れる事もあります。比較的多い肌荒れの要因としては、トリミングサロンや家で使っているシャンプーが肌に合わないが考えられます。
それ以外にも、花粉や食べ物によるアレルギーで皮膚が荒れる事もあります。毎日ちゃんとお手入れして、少しでも早く皮膚の異常を見つけてあげましょう。

マルチーズの年齢に合った部屋づくり

子犬から成犬時代にかけての元気の良い時の部屋と、10歳を過ぎてからの部屋の作り方は少し変える必要があります。子犬時代はどちらかというと賑やかなのを好む傾向にありますが、老犬になると静かで落ち着ける雰囲気が合っているようです。人間でも、高齢になってくると静かな場所で過ごしたくなるものですが、マルチーズも例外ではないといえますね。

齢を重ねたら静かな環境の部屋に

定期的にカットするトリミングサロンの選び方としても、子犬時代は社交性を養えるという意味でも賑やかなお店を選ぶのがベターですが、老犬になってくると静かなお店の方がマルチーズにとって嬉しいかもしれません。
ただ、初めての利用の場合に老犬であると断られる場合があるので、7~8歳位から、将来の事を考えてお店選びをするのがおすすめです。また、犬の立場から見ても、少しでも慣れた場所の方が落ち着くはずです。

部屋の中や近くにトイレを設置してあげる

家の中の環境としては、テレビやコンポなどのスピーカーの近くにマルチーズの部屋を置くのは避けましょう。これは老犬に限ったことではありませんが、齢をとると尚一層大きな音が苦痛になります。
トイレも老犬になったら工夫をしていきましょう。年齢を重ねてくるとトイレまで歩くのも苦痛になってきます。部屋の中でオシッコができるように段ボールなどを用意してあげましょう。

将来のことを考えて

健康に育ってきた犬でも、齢をとってくると少しずつ病気になるリスクも高くなってきます。定期的にトリミングサロンでカット・ケアをしている人も、動物病院で健康診断などをするようにしましょう。病気を防げるとは限りませんが、早期発見する事で完治する可能性が高くなります。

夏は短くカットするのが健康的

老犬がかかりやすい病気は、糖尿病・腎臓病・ヘルニアなどいくつかありますが、これらはいずれも成犬時代の食生活や体のいたわり方が大きく影響してきます。また、老犬に差し掛かる時からの食生活も重要です。
普段からの運動量と栄養バランスも大事です。太りすぎると心臓への負担が重くなるので齢を取ってからそのツケが回ることもあります。
皮膚も、老犬になってくるとトラブルが起こる可能性が高くなります。いつもと同じようにしていても抵抗力が弱くなってくるのが原因です。成犬の時よりも一層皮膚や毛のブラッシングをしてあげるようにしてあげましょう。夏はトリミングサロンで短くカットするのもおすすめです。

できるだけ同じような生活をしよう

普段からマルチーズと親密に接していると、ちょっとした変化に気づくことが多くなります。呼吸の速さや動きのスピード、尿の回数、便の状態などさまざまな事の違いに気付くようになってあげる事が老犬の健康維持の秘訣です。
ただ、老犬になっても、トリミングサロンでカットしたりドッグランに行ったり公園で散歩してあげる事はストレス解消や気分転換のために重要です。無理をしない程度に、できるだけ今までと同じような生活をすることが犬にとって一番幸せな老後と言えるのではないでしょうか。

加齢と体の機能

犬の優れている体の機能のひとつとして聴力が挙げられますが、優れている分、老犬になってからの衰えも目立つ箇所でもあります。また、視力も同時に衰えてきます。犬の視力は人間に比べると強くはありませんが、目が見えなくなってくると耳に頼るようになるので、音に必要以上に怯える事があるようです。

齢を取ったらボディタッチを多くしてあげよう

視力の低下がはっきりとわかるのは、いつもなにげなく歩いていた部屋の家具などにぶつかってしまう時です。何度も繰り返すようであればかなり視力が低下している可能性があります。
聴力はもともと強いので、完全に聞こえなくなることは稀ですが、名前を呼んでも反応しなくなるなどの兆候が見られます。もしそうなったら、できるだけボディタッチなどでスキンシップを図って不安感を募らせないように工夫してあげましょう。

いちばん気をつけたいのは皮膚

皮膚も齢と共に衰えてきます。マルチーズは皮膚が丈夫ではないので、年齢と共にケアも十分に行ってあげる必要があります。カットしているトリミングサロンでも、年齢に合ったシャンプーやトリートメントを使うようにしてあげなければなりません。
人間と同様、齢を取ると皮膚が乾燥しやすくなり、痒みも増してきます。そうするとマルチーズは体を掻く回数も増えてきます。それが原因で皮膚炎などになり、そこから菌が繁殖して病気になる事も少なくありません。齢を取ったら肌のケアを欠かさないようにしましょう。