毛が伸びきる前に抜けるタイプの「ノントリミング犬種」なのでドッグショーなどで活躍することはできませんが、その分カット代がかからないのが魅力のチワワ。付け根部分などの蒸れやすい箇所の毛が伸びると皮膚病の原因ともなるので、定期的にカットをしてあげることは怠らないようにしましょう。

体が小さくて毛も綺麗なので、洋服がとても似合うのが特徴でもあります。オーソドックスなレッドカラーの子は、どんな色でも似合ってしまいます。

ホワイトやブラックの子でも飼い主様のセンス次第でかなり格好よく変身できるので、お洒落を楽しみたい人にもうってつけの犬種といえそうです。

チワワカットギャラリー

チワワカット講座

夏におすすめ!レイキング

レイキングですっきりしたチワワ

チワワのようなダブルコートの犬種のブラッシングを行う時に使用する道具といえばスリッカーブラシやコームが一般的。家でお手入れを行う時用にこちらの2種類の道具を持っている方も多いのではないでしょうか。

スリッカーブラシやコームでも被毛を綺麗な状態に維持することは可能ですが、すでに抜けてしまっているアンダーコートの毛や「抜けかけ」の毛まで綺麗に除去する作業を「レイキング」といいます。

ブラッシングに比べてテクニックが必要ですが、ダブルコートで抜け毛が多い犬種におすすめです。上の写真のくりぃぷちゃんもレイキングを行い抜け毛がたくさん抜けたようです。

レイキングの方法

レイキングで使用する道具は、トリミングナイフかファーミネーターです。ペットショップやホームセンターでも販売しているので手軽にご購入可能です。

どちらかというとファーミネーターの方が使い方が簡単なので、私としてはトリミングナイフよりもこちらをおすすめします。
ファーミネーターはスリッカーに似ていますが、こちらはアンダーコートを処理する為の道具になります。使い方としては簡単で、身体の表面に当てて動かすだけ。この単純な作業でアンダーコートの余分な毛を抜くことができます。

ここで注意しなければならないのが「やり過ぎないこと」です。アンダーコートをすっきりさせたいがあまりファーミネーターをかけ過ぎてしまうと、毛が薄くなりすぎて脱毛のように見え、スカスカになってしまいます。

また、ブラッシングとは違い、毛を抜く作業なので、ファーミネーターをかけすぎると皮膚炎を起こし皮膚が赤くなってしまう事もあります。

先程の注意点に気を付けて正しくレイキングを行うと、良い効果がたくさんあります。
まず、抜け毛が減るのでお手入れが楽になります。部屋の中に抜け毛が落ちることを防ぐこともできますし、抜け落ちるべき余分な毛が抜けるので通気性が良くなり、暑い夏も快適に過ごす事ができます。そして、余分な毛とともにアンダーコートの汚れも取り除く事ができるでしょう。

チワワの自宅ケア&カット講座

チワワと暮らす

チワワ豆知識

原産国 メキシコ
起源 19世紀
初期のタイプ 愛玩犬
現在のタイプ 愛玩犬
寿命 13~14年
体重 1~3kg
体高 15~23cm

小柄でキャシャながら鋭敏で勇気があるチワワは、メキシコの州名が名前の由来。

チワワは認められているなかでは世界で最も小さい犬です。チワワという犬種名はメキシコ最大の州の名に由来し、1850年頃にこの州で発見されたことから来ています。9世紀にメキシコのトルテック族が関わった小さな犬から伝わってきたといわれています。

チワワの歴史

トルテック族の時代に、テチチ(後のチワワ)が飼育されていたという証拠は、石に刻まれた彫刻によって見られます。知識人たちは、トルテック族を征服したアステック族が、そのテチチと別のチャイニーズ・クレステッド・ドッグという犬を交配させることによって現在のチワワを発展させたと考えています。

その他の考え方では、1530年に建てられた修道院にチワワとよく似た犬の姿が残っていたり、この時代、モンテズマ一世が立てた宮殿の廃墟、カーサ・グランデにほど近い遺跡でも、チワワによく似た犬の彫刻が多く発見されていることから、1519年にメキシコを征服したスペインの軍人ヘルナンド・コルテスと彼の軍隊に同行してきたスペインの犬という説もあります。

これらのチワワに似た小さい犬たちは、宗教上で重要な存在であったと伝えられており、メキシコや南米の考古学者によって墓の中で主人と一緒に埋葬された犬の骨も発掘しています。

ブルーのコートの犬は聖なるものとされ、レッドのコートの犬は主人の火葬の際、薪の山にいけにえとして供されていたという伝説があります。彼らの主人たちの罪は犬に転嫁されると勝手に思い込まれていたのです。

そのほかチワワの起源はさまざまなものがあり、ヨーロッパ産の小型犬が海路アメリカに渡ったという説もあります。いずれにしても、チワワが初めてアメリカ合衆国に輸出されたのは1850年のことでした。

「チワワ」という犬名は、この犬を初めてアメリカに輸出したメキシコの州名にちなんだものといわれています。それが広く世界に普及するきっかけとなりました。

いずれにせよ明らかなことは、チワワが昔から本質的に小型愛玩犬だったということです。短毛種または長毛種のいずれにしても、人を癒し続けてきたのでしょう。

チワワの性格・しつけかた

自意識が強く、好奇心に富んでいるチワワ。基本的にしつけや訓練に対応します。良い飼い主によって正しく育てられたチワワはでも、時には自信過剰と思えるくらい自信満々で活力旺盛です。自分より大きい犬(ほとんどがそうですが)の前でも怖がらず堂々と自己主張します。チビッ子どころか、小さな巨人といった感じさえします。

チワワはクールなイメージもありますが、甘えるときにはべったりと甘えます。一度惚れ込んだ人には嫉妬心を抱き、ほかの人や犬に少しでも愛情が移りそうな気配を察すると怒ったりもします。

一般的にいえることは、仲間や家族に対してはとても愛情深く、見知らぬ人に対しては内気で、家族の長になるのを好みます。好奇心は旺盛ですが、神経質になりやすい犬種でもあります。

おていれ・運動

チワワのおていれのしかたスムース、ロング共通で、毛の手入れは週に2回くらい、毛先の柔らかいブラシでブラッシングしましょう。また、耳や爪、歯の手入れはできるだけこまめに行ないます。月に1度くらいは入浴もしたほうが良いでしょう。 体が小さいだけあって運動量は少なめですが、部屋の中で自由にさせてあげるくらいは必要です。また、急激な暑さや寒さを与えるのは控えましょう。

出産と子犬

お産は少なめで、1~4頭の子犬を産むのが一般的です。子犬は小さいものの母犬も小さいので難産になるときも多くあります。寒さに弱いので、寒い日のお産の際にはタオルかブランケットでくるんだり、暖房のよくきいた部屋で行ないます。子犬の発育は結構早めです。

チワワの耳の特徴とお手入れ

ミニチュアダックスやシーズーなど「耳が垂れている」犬種と比べてチワワは耳の穴がしっかりと外に出ているので、耳の病気になるリスクは低めです。とはいっても、毎日きちんとケアをしないと細菌が繁殖する事もあるので油断しないようにしましょう。

耳をしきりに気にする時は注意

チワワがもしやたらと頭を左右上下に振っていたり、耳を掻いたりしている時は、中に何か入っているか膿が出ている可能性があります。また、耳の中にはダニが寄生する事もあります。 一番重要なのは普段から毎日耳の穴を手入れする事ですが、そのような仕草が見られた時は一度動物病院で診てもらう事をおすすめします。

耳の穴が隠れていないので外敵が侵入する事も

チワワは体の大きさに比べると耳がとても大きいのが特徴です。その分、耳の外傷も多くなるので普段から注意しておきましょう。 耳が垂れていない分、ダニなどが増殖するリスクは少なくなりますが、外から来る外敵が入る可能性は高くなります。外から入った寄生虫が耳の穴に入ったままだと外耳炎などの病気になる事もあります。毎日耳の穴を掃除してあげる習慣を身につけましょう。

被毛と皮膚

チワワは毛が短いタイプのスムースコートとふんわり長い毛を持っているロングコートの2種類に大きく分ける事ができますが、いずれのタイプの子も皮膚には注意が必要です。

何度も引っ掻いたり舐めたりするのは黄信号

もしチワワがやたらと皮膚を引っかいたりして気にしているようなら、それはノミかダニが発生している合図なのかもしれません。何もしないで放っておくと、そのうち皮膚がどんどん傷ついていき、炎症するに至る事が多くあります。 また、炎症だけでなく、その部分だけ脱毛したりする事もあります。普段からチワワの行動に気を配り、同じ部分を引っ掻いたり舐めたりしていないかどうかを気にしておきましょう。

ノミとダニに注意しよう

チワワに限らず犬の体にはノミやダニが随時くっついています。少しの量なら痒がるだけで済みますが、体のケアを怠って放置しているとどんどん増殖してしまいます。トリミングサロンでカットをしてもらえるロングコートのチワワでも、家でのケアは必要です。また、スムースコートの場合でもノミやダニは寄生します。必ず毎日ブラッシングして清潔にしてあげましょう。