温かみのある雰囲気づくりに欠かせない手書きの装飾

女性のトリマーがひとりでトリミングサロンを立ち上げる際などによく見られる工夫に「自製のイラスト」「絵画」「ペンキアート」などがありますね。

知人に頼れない人はどうしている?

もし知人でイラストやアートが得意な人がいれば、壁に可愛いトイプードルのペイントをしたり、犬の可愛い絵を描いてもらってそれを飾っておくだけでかなり雰囲気が良くなりますね。

でも、知人がいない場合はどうすれば良いのでしょうか。イラストレーターや絵のプロに頼むと費用がさらにかかってしまいます。やはり自分で作るのが一番です。

自分なりの「味のあるロゴ」に挑戦!

「でも、私はイラストや絵を描くのは苦手だし、それは無理」と思っていませんか。
カットしたりシャンプーしたりするのが本業のトリマーなので、絵を描くのが得意な人はそれほど多くはありません。

絵は「上手下手」もありますが、誰でも「味のある絵やデザイン」を作る事は可能です。
おすすめなのは、イラストや絵の教室に通いながら、少しずつ自分のデザインを増やして行く方法です。
最初は入口近辺のロゴに挑戦し、少しずつ店内の装飾をつくりあげていく…そうしている間にいつの間にかカットだけでなくイラストの腕もプロ並みになっているかもしれませんよ。

売れなくてもいい!という気持ちで手作りグッズ

新規のお客様は、ホームページでカットした犬の写真などをアピールして初回割引などの工夫をある程度アピールしておけば、その宣伝方法が間違っていない限りある程度のお客様は来てくれます。
しかし多くのオーナーが経験するのが「固定客をつくる難しさ」です。トリマー時代は与えられた仕事をこなすのがメインだったので、固定客を多くしようとやっきになる事はなかったですね。

心をこめて作ったグッズでワンコ愛を伝える

固定客=常連さんです。多くのトリミングサロンのセミナーや教本では「常連を増やすのが成功のコツ」などと簡単に言っていますが、そもそもそれができないから相談に来ているんだよ、という位に難しいポイントです。
ここでは常連を増やす方法について多くは触れませんが、ひとつの方法として「手作りグッズを増やす」というのがあります。
なぜ手作りグッズが常連客増加に関連するのかと言うと、「オーナーやトリマー・スタッフ達の愛」が伝わりやすいからです。

小さなトリミングサロンにしかできない愛情のつくりかた

大きなペットショップを思い浮かべてみましょう。子犬が並び、有名ブランドから格安のグッズやフードが数多く店内に置かれています。
この状態で犬への「愛」は感じられるでしょうか?
逆に、小さなトリミング・カット専門店に並んでいる自作の洋服や便利なグッズ、アイテムを見たらどう思うでしょうか。
「この人は犬が大好きなんだな」と思いますよね。そして自然とその愛情はお客様に伝わります。心にも残ってまたカットだけでなくシャンプーだけでも利用しよう、と思ってくれる可能性は高いのではないでしょうか。