ドッグショーでも活躍して目立っているアメリカンコッカー

JKCのホームページでチェックしてみよう

ただ、美しいだけでなく運動神経も抜群のアメリカンコッカーは、訓練競技やアジリティでも活躍できるので、中にはそちらで参加している方も見かけます。見た目の良さと運動能力、訓練能力、忠誠心全てを持ち合わせた優秀犬という事がわかりますね。
このような競技大会は、主にJKC(ジャパン・ケネル・クラブ)が開催しており、ホームページを見るとスケジュールが詳しく載っています。
大会に参加できるのはプロのトリマーだけでなく、一般の人で会員になった人も大勢います。もしそのような競技の参加を考えているなら是非一度見に行ってみてはどうでしょうか。ほとんど無料で見学する事ができます。

ドッグショーに出陳できる犬種は

アメコカだけでなく、スタンダードプードルなど普段見る事が少ない犬の雄姿を見る事もできるドッグショー。どのような犬が出陳しているのでしょうか。
見るからに素晴らしい参加犬ですが、美しいにはやはりそれなりの理由があります。血統書があるのは当たり前で、所有者はもちろん出陳者でなくてはなりません。また、場合によってはクラブが発行する血統書に限られる事もあります。

アメリカンコッカーはスタンダードに限定される

普通に育てても見ごたえ十分のカットスタイルが迫力のアメリカンコッカーですが、全ての犬がショーに出陳できるわけではありません。ショードッグとしての資質を備えている必要があります。
ショードッグとは、アメコカの本来のスタンダードである骨格形成をしていて、バランスや大きさが本来のものでなければいけません。つまりブリーダーの技術の要素も入っているといえます。
もし自分でショードッグなのかどうか判断できない場合は、経験のあるトリミングサロンのトリマーやスタッフなどに聞いてみるといいでしょう。

アジリティ向きのアメコカも存在する

もし体型美やカット技術を競うコンフォメーションショーでの出陳に向いていないアメリカンコッカーでも、他の競技で活躍する可能性があるのであきらめてはいけません。
運動神経に自信があるようなら、アジリティーの練習をしてみてはどうでしょうか。こちらも、経験者にアドバイスをしてもらえばその素質がきっとわかるはずです。
いずれにせよ、基本的なしつけができていないアメコカでなければなりません。まずは飼い主としての基本を身につける事が重要です。犬だけでなく飼い主も立派にならなければいけません。

ドッグショー当日のアメリカンコッカーの一日

中型犬のアメコカですから、ドッグショー会場まで電車で移動するのは現実的ではありません。多くの場合は車での移動になります。従って、ドッグショーに出陳する犬を飼う人は車が必要不可欠といえます。
また、カットスタイルや美を競うコンフォメーションショー、訓練を競うオビーディエンストライアル、アジリティで競うフィールドトライアル全てに参加する場合に共通で、会場まで行くのには普段から乗り慣れた車で行くのが望ましい事は言うまでもありません。

熱中症や排便などの対策・準備

ショー当日は、食事は与えないのが一般的です。競技系は特に食べると本来の動きができなくなってしまいます。コンフォメーションショーでも眠くなってしまうので、食事は控えます。
夏場のドッグショーは、待ち時間が結構厄介です。初めての人はなかなか気づきませんが、熱中症対策をしていかないと思わぬ事態になってしまうので注意しましょう。
また、水を与える事と排泄の処理が当日の問題点になりますが、水が飲めて排泄もできるタイプのケージがあるのでそれを利用するのがいいでしょう。

リラックスするために

当日緊張して本来の社交性が発揮できない事があります。ケージに入れっぱなしにしておくとストレスが溜まるので、会場内を少し歩いておくといいでしょう。
もしアメコカの様子が普段と違ったとしても、飼い主が焦ってしまうと逆効果です。犬は、飼い主の様子を敏感に感じ取るので、焦って引っ張ったり怒ったりするとますます平常心でなくなってしまいます。

もしその雰囲気のままドッグショーを終えてしまったら、飼い主も犬も嫌な思い出となり、アメリカンコッカーの感情としては「嫌な場所」としてインプットされてしまうでしょう。
もし落ち着いていないようなら、事前のグルーミングで普段カットしているような雰囲気に持っていき、お互いの緊張をほぐすといいかもしれません。