元気がなくなったら

自分で不調を訴える事はできないチワワですが、体のどこかに不調がある場合は行動や表情に現れる事がほとんどです。
その多くは、いつも喜んでやっている行動であるにも関わらずテンションが上がらない、といった感じで、散歩に行っても歩くのを嫌がったり、食事になってもはしゃがなかったりします。

症状をメモしておくのが重要

突然元気がなくなったからと言って「どうしたの?」とチワワに問いかけてみても答えてはくれません。
何日も続く場合は病気が原因と考えられるので、症状をメモしておいて動物病院で診てもらうようにしましょう。先生に聞かれてから答えるより、自分で何がおかしいか、いつもと違うのは何かを明確に伝える事が重要です。

感情的になる事もある

体に異常が出た時の兆候としては、元気がなくなる以外にもすぐに怒ったり吠えたりする事もあります。
体の一部に痛みがあるときは、その部分を触った時に吠えたりするのが特徴的です。外傷の場合もありますが、内臓を悪くしている事もあるので注意しましょう。

自宅で諸事をチェックして先生に伝える

自宅でできる事は、熱を測る、鼻水が出ていないかどうかを調べる、便の調子や回数はいつもとどう違うか、体が震えていないか、呼吸は荒くないか、などです。
病院に行く前にそれらをしっかりと調べて獣医師に伝えると、原因や病気が判明するのが比較的容易になります。

チワワの健康チェック

人間でも同様ですが、チワワの健康状態を手っ取り早く、比較的正確に知ることができるのは「尿」と「便」です。いずれの場合も色や形状だけでなく、回数なども健康状態を知るのに役立ちます。何気ない排尿の仕草にも気をつける癖を持っておきましょう。

普段からトイレに行く回数をチェック

尿の色は、寝起きや水を多く飲んだ後、散歩中などのシチュエーションによって正常な色がそれぞれ違いますが、どんな時でも色が異常に濃い場合や、少ししか放尿しないにもかかわらず回数だけが異常に多いときは何らかの病気の兆候かもしれません。
病気の兆候として回数に異常が出ている場合は、チワワがトリミングサロンでシャンプーやカット中にオシッコをしたり、出ないのにオシッコの前兆(ぐるぐる回ったり)をする事もあります。
普段から排尿の数をある程度知っておくと、尿の回数が多くなったり全然しなくなったときに異常に気付くのが早くなります。

食欲がない時は要注意

便は、尿以上に体の異常がわかりやすいポイントです。内臓のどこかに異常があった場合は便に顕著に現れるのがほとんどなので、軟便が続いた場合には原因を考えてみましょう。
食事の量や質が問題で便に異常が出ている事がほとんどですが、食欲がないのに軟便をする場合はかなり危険です。そのような場合は動物病院で相談してください。

チワワの胃腸を知ろう

チワワに限らず犬は異物を飲み込んだり食べ過ぎたりすると、生理現象としてすぐに吐き出すのが普通です。しかし、や吐き気の中には胃潰瘍などの胃の病気や腸閉塞などの腸の異常が原因の場合があるので、その吐き方に気をつけておく必要があります。

軽い症状でも注意は必要

胃の異常による場合は、胃潰瘍の他に胃捻転、胃拡張などもあります。胃捻転という症状は、食べ過ぎによるものもあります。普段から食事の量は一定に保つように注意してください。
腸閉塞などの腸の病気は、症状が重い場合は手術が必要です。また、軽い場合でも簡単に治癒ができないので、動物病院で治療の計画をたて、自宅でもしっかりと食生活を改善していく必要があります。

ワクチン接種をしていても

嘔吐の原因は胃腸によるものが大半ですが、感染症が原因の場合もあります。多くの感染症は年に1回のワクチン接種でおおむね防ぐことができますが、ワクチンを接種しているにも関わらず感染してしまう場合も少なくありません。
なかでも、パルボウイルスによる腸炎になってしまうと激しい嘔吐が見られます。また、この場合は、嘔吐だけでなく下痢も伴うのが特徴です。
この症状だけでなく、ウイルスに感染している場合は、嘔吐だけでなく下痢も併発する事がほとんどです。また、元気もなくなっているはずなので、それらがすべて当てはまる場合には、動物病院にすぐに行くようにし、症状をきちんと伝えるようにしてください。

美容室などの場所は避けよう

また、当然ですが、感染症が疑われる時にトリミングサロンでカットやシャンプーをしてはいけません。ペットホテル・ドッグランなど犬がたくさん集まる場所に行くことも避けましょう。
動物病院に行く場合も、できるだけ他の犬がいないほうが望ましいので、あらかじめ電話でその旨を伝えておくといいでしょう。

チワワの健康状態を知る「便」

チワワの体調をいち早く知れるのは「便」です。人間でもそうですが、健康状態が良好な時のほとんどは便も正常で、内臓になんらかの不調を抱えていると色や固さに異常が見られるようになります。
下痢だけで病気と判断する事はできませんが、下痢に加えて発熱や嘔吐が併発している場合は病気の可能性が高くなります。

牛乳には注意しよう

病気ではなく、単に食べ物などが体に合わない場合に下痢をする場合もあります。よく見られるのが、人間が飲む牛乳をチワワに飲ませた場合です。
成犬は人間と比べて乳頭成分を消化する酵素が不足しているので、人と同じ感覚で飲ませていると下痢を引き起こしてしまいます。

普段食べていない食事にも注意

同じように、人間では大丈夫な物でも犬にとって消化しにくい成分が含まれている食べ物を食べた場合にも下痢を引き起こします。トリミングサロンでのカット後のお預かりやペットホテルで泊まる場合に食事をさせる際にいつも食べている食事をさせた方が良いとお店が言っているのは、こういう事も関係しています。

チワワと自然の中で遊んだあとのフィラリア対策

チワワは小さな体にしてとても好奇心が旺盛で、積極的な性格の子が多くみられます。ちょっとした出来事にも反応して興味を示すので、蜂、蛇などの危険な動物に遭遇しても立ち向かってしまい、怪我をする事もあるので注意が必要です。

フィラリアは蚊を媒介して中に入る虫

蜂に刺されたりした場合は、すぐに応急処置をする事が重要になりますが、体内に入るタイプの虫の場合はなかなかわかりにくいので厄介です。
とくに、フィラリアなど、蚊に媒介して入ってくる虫は防ぐのが困難です。対策としては予防接種がありますが、これは、体内に入ってから幼虫の間に退治してしまうというものです。

自然の中で遊んだ後はチワワの体を入念にチェック

蜂や蛇以外にも、カエルなど一見害がないような昆虫でも犬に危険が及ぶ事もあります。普段の散歩で遭遇することはほとんどありませんが、山や川などの自然の中でキャンプをしたり散歩をする場合には、チワワから目を離さないようにしましょう。
虫に刺された場合、痛がったりすると家で発見できますが、皮膚に異常が出ているものの痒がったりしない場合はトリミングサロンでカットしたりシャンプーをした場合に気が付く、という事も少なくありません。自然の中で遊んだあとはすぐに皮膚をチェックするようにしましょう。

食べ過ぎや拾い食いによるチワワの嘔吐

犬は人間と比べて吐く回数が多い動物です。その原因としては、「食べられない物でも食べてしまう」「食べ過ぎてしまう」などが挙げられます。そのような場合は自然な症状といえますが、とくに原因がわからない時は危険信号です。

雑草や食べ過ぎで引き起こす症状

公園などを散歩すると、たくさん雑草のある場所を通ることになりますね。好奇心の旺盛なチワワは、その雑草を食べてしまう事がよくあります。胃の中で消化すれば問題はないのですが、消化できない場合は後でそれを吐いてしまいます。ただ、この吐き方は犬にとって自然な行動なので問題はそれほどないといえます。
また、食欲旺盛なチワワは、与えられた食べ物はほとんど残さずに食べようとする子がほとんどです。なかには残す子もいますが、多くの場合はあるだけ食べてしまいます。
そうすると、食べ過ぎた分を吐いて戻す事がよくあります。これも、チワワにとっては自然な現象で自分の体を正常に保つための行動なので問題はないといえます。

原因がわからない場合はすぐに診てもらう

ただし、そのような原因以外で嘔吐をしている場合は注意が必要です。また、回数も重要です。少量の食事を食べてもすぐに吐いてしまう、1日に何度も吐いている、などの場合は中毒症状を引き起こしているのかもしれません。
吐くという症状が診られるのは中毒以外の病気でも見られます。とくに多いのは胃腸系で、動物病院でも最初にこれを疑うでしょう。ですので、何度も吐く場合は無理に食べさせないようにし、早めに獣医師に診てもらうようにしましょう。
トリミングサロンでシャンプーやカットをしている時に「チワワちゃん吐いちゃいましたね」と言われたりした場合は、何を吐いていたのか、その時の吐き方などをしっかりと聞いておくようにしましょう。もし血が混じっていたりするとすぐに対処が必要なので、そのまま病院に直行しなければなりません。

チワワの呼吸チェック

犬は、人と違って自分で「しんどい」とか「具合が悪い」と訴えることはできません。ただ、自分で無意識に呼吸が荒くなったり元気がなくなったりして、それに飼い主が気付くした手がありません。
なんらかの不具合に気が付くことができるのは飼い主や普段カットやシャンプーをしているトリミングサロンのトリマー、動物病院の獣医師さんだけです。そのなかでも飼い主は普段から特に親密に接しているので、呼吸の異常にも気が付くようにしておきたいものです。

咳のタイプにもいろいろある

せきやくしゃみは、そのチワワによって個別に差がありますが、普段は咳き込まない子なのに急に咳の回数が増えた場合は、器官になんらかの異常があるかもしれません。
喉に何かが詰まっている場合は吐き出そうとする感じの咳が出ますが、細菌などによる感染が原因の場合は苦しそうな感じの咳になります。一概に言えませんが、動物病院で器官に異常がないかどうかチェックしてもらうようにしましょう。

年齢が原因でない場合もあるので注意

チワワが齢を重ねていくと、どうしても咳の回数も増えがちですが、「年齢が原因だ」と侮っていると病気を見落とす事にもなりかねません。心臓の病気になったときも呼吸の異常がみられるのが特徴なので、咳が長く続くようなら一度しっかりと診てもらいましょう。

チワワの症状別対処法(胃腸)

犬は、自分で具合が悪いと感じてもそれを表現する事はできません。飼い主がチワワの仕草や便などを見て異常を察知し、動物病院に連れて行かなければなりません。普段と様子が違ったり元気がない事に早めに気が付くように努めましょう。

吐く・吐こうとしている

犬は異物を食べたり、食事を食べたりすると簡単に吐き出したりします。ですので、毎回病院に連れて行くのは現実的とはいえません。しかし、病気などが原因で吐いている事もあるので、その見極めをしなければなりません。もし嘔吐が続くようなら速やかに連れて行きましょう。
吐き気と同時に下痢を併発していると更に危険です。この場合は感染症の疑いが持たれるので、食事はストップし、獣医師と相談してから与える食事を決めるのがベターです。

下痢をしている

普段下痢をしない犬が突然してしまった場合は、原因を考えてみる必要があります。食事の量と質が変わらないにも関わらず下痢が続く場合には感染症を疑いましょう。吐き気が伴っている場合はかなりその可能性が高いといえます。
また、小さな体ながら内臓の丈夫さとトリミングサロンなどでのカットやら、維持するための費用がかからない事で経済的にも飼い主を助けてくれるチワワですが、繁殖を重ねてきた結果、胃腸が丈夫でない子も多く生まれています。そういう子の場合は普段から食事のメニューを工夫する必要があり、下痢をしないように気を付けなければなりません。

チワワの呼吸に変化を感じた時

犬の体の不調は呼吸に現れる事がよくあります。すぐに回復すれば良いのですが、なかなか普通の状態に戻らないとさまざまな病気の可能性が出てきます。

運動をした後の過呼吸が止まらない時

散歩の後やドッグランで激しく遊んだ後に呼吸が荒くなっているのは、基本的に心配はいりません。しかし、体調が悪いのに運動して体調が悪くなってしまった可能性もあります。
しっかりと休んでも呼吸が普通に戻らない時は、心臓に負担が掛かっているのかもしれません。とりあえず運動を避けて、念のために獣医師に診てもらうのがいいでしょう。

原因がわからない過呼吸

とくに激しい運動をしていない、寝ている時に突然呼吸が荒くなった、などの場合は、肺などの内臓に異常がある可能性が高くなります。
呼吸がおかしくなったと同時に体に蕁麻疹などが見られる場合はアレルギー症状の可能性があります。そういう場合は速やかに動物病院に行くのが賢明です。