去勢・避妊によるメリットとその理由

去勢することで問題行動が少なくなる

去勢をすると男の子に本来心配されるホルモン・生殖器系の病気の可能性が少なくなります。また、いわゆるマーキングをすることも少なくなり、マウンティングなどの問題行動を起こす可能性も下がります。犬本来が持っている野性的な行動が少なくなり、訓練もしやすくペットとして飼いやすい犬になると言えます。
ただ、去勢によって性格が大人しくなるという論の正否は微妙なところです。去勢によって野性的な部分がなくなるので丸くなったようなイメージを受けますが、性格が穏やかになったわけではないという意見も多数あります。
去勢手術は日帰りまたは1泊がほとんどで、避妊手術に比べると短時間で済みます。全身麻酔をするので危険性が全くないというわけではありません。その点が去勢を行うデメリットともいえます。

避妊手術によって様々な子宮系の病気が防げる

女の子が避妊手術をするメリットもたくさんあります。トイプードルはじめ犬の雌は1年に2回発情します(ヒートとも言います)。この発情中は旅行はおろかドッグランにも散歩にも行けませんが、避妊手術をすると体調さえ良ければいつでもどこでも外出することが可能です。
避妊手術によって色々な病気の予防にもなります。子宮に起こる病気は子宮蓄膿症をはじめほぼ心配がなくなり、その他にも乳腺種などの危険な病気になる可能性も激減します。
避妊手術をする時期は一般的に1回目のヒートが過ぎてから数えて2回目のヒートが来るちょっと前に行うのがいいとされています。
避妊手術は去勢手術よりは若干時間もかかり傷の治りも遅いので、日帰りで帰れるという事はほとんどありません。飼い主から離れた事のないトイプードルにとって大変ストレスのかかる1日にはなってしまいますが、病気のリスクや外出できない不便さを考えて手術に踏み切る人は年々増えています。

トイプードルが老化するのは何歳位?

犬の老化は何歳ぐらいから始まるのでしょうか。一般的に大型犬の方が寿命が短く、老化するのも早めです。種類にもよりますが大体6歳位から老化現象が見え始め、平均寿命は8~9歳くらいです。
それに比べてトイプードルなどの小型犬は10歳位から老犬と呼ばれるようになり、平均寿命は15歳くらい、長生きする犬は20歳位まで生きることもあります。

飼い主が手伝って歩かせてあげる

もし自力で立つことが困難になってきた場合は、散歩用のハーネスが有効です。ハーネスであれば引っ張ることによって負担なく立ち上がらせることが可能です。
歩く時もハーネスを上に引っ張りながら歩かせてあげると、犬は自分で歩いている感覚で運動をすることができます。

静かな環境を用意してあげよう

歳をとってくると部屋の中でのんびりする時間が多くなるので、静かで心地の良い休息ができる場所を用意してあげましょう。
賑やかな部屋は一見楽しそうですが、トイプードルなどの犬にとってはちょっとうるさすぎるかもしれません。静かな部屋を用意してそこで休ませるようにし、たまに家族のいる部屋に自然に遊びにくるような感じがベストです。

病気になりやすくなるので部屋は清潔に

細菌などへの抵抗力も弱まるので、寝所は清潔にし、水はいつでも新鮮なものを与えてあげましょう。いくつかバスタオルを用意しておいて、こまめに洗って替えてあげるといいでしょう。水は、夏の時期はとくに交換時期を短くするように心がけます。