寄生虫に気をつけよう

ノミとダニは定期的な駆除とブラッシングで防ぐ

その犬によって反応が違いますが、ノミやダニなどの寄生虫によって皮膚病を起こして脱毛症に結びつく場合もあります。トイプードルがいつも以上に体を掻いている時は寄生を疑いましょう。自分でもチェックできますが、動物病院で診てもらうと確実です。
ノミ・ダニは畳やカーペットで繁殖している場合が多いので普段から駆除することが重要となります。また公園や草むらで散歩などをした後に寄生している場合もあるので、外から帰ったらコマメにブラッシングすることも重要です。

耳垢を住居にするダニも

ダニは体毛の中だけでなく耳に住みつく場合もあります。ミミダニは耳垢を食べて繁殖するダニで、トイプードルはじめ耳が垂れている犬によく住み着いています。
全身の毛や皮膚同様、耳も汚れが溜まりやすい箇所なので普段からのケアを怠らないうように注意しましょう。

老犬になったら気をつけたい行動と皮膚の乾燥

元気ではつらつとしているトイプードルですが、細菌などによる機能の障害などが原因で病気になることはよくあります。体が元気な成犬であれば抵抗力もあるので死に至ることは稀ですが、老犬になってから病気にかかるとなかなか治りません。
成犬の時には抵抗できた菌などにも負けてしまうこともあるので、老犬に対しては成犬以上に清潔感に気を配り、ちょっとした変化も見つけてあげるようにしましょう。

普段の行動を見ておくことによって初期症状での発見が可能

老犬になって病気になっても「歳を取ってしまったから仕方ない」と片付けてはいけません。トイプードルも歳を取るとさまざまな病気へのリスクが高まります。きちんと治療をするには動物病院での治療やアドバイスが必要ですが、その前飼い主としては予防・早期発見に努めなければなりません。
早く病気の気配に気が付けるように、普段の行動や食事の量などをしっかりと観察しておくと、ちょっとした違いを見過ごしてしまうことは少なくなります。
食事量以外にも、歩き方やしぐさ・運動を嫌がる・運動後に呼吸が荒くなる・どこかをやたらと気にする・目が変色した、オシッコやウンチの排尿・排便が著しく変わった、下痢が続くなど、普段気を使っていればすぐに気が付くことは最低限チェックしておきましょう。

とはいっても飼い主は素人なので、ちょっとした変化に気がついてもそれが何の兆候なのか、何の病気なのかを知ることは困難です。異常に気がついたらすぐに行きつけの動物病院に連れて行きましょう。

歳を取ると皮膚が乾燥しやすい

トイプードルは老犬ではなくても皮膚に病気が多いのが特徴です。歳をとると皮膚が成犬時代よりも乾燥するので掻くことが多くなります。
皮膚も弱くなっているので掻いているとすぐに皮膚の炎症にも繋がります。炎症を起こすと皮膚は爛れ悪臭も発生してくるので、犬はますます痒くなったうえに飼い主の家庭の環境も悪くなります。そんな事にならないように皮膚のケアは毎日こまめに行ってください。
皮膚のケアといっても、老犬の場合はとくにシャンプーのやりすぎには注意が必要です。シャンプーは基本的に皮膚を乾燥させる原因にもなります。皮膚や毛のケアはブラッシングを中心に行うようにしましょう。