体格と食事量の関係

極端な話、「ティーカップにしたいから食事量を減らす」ようなことはできません。トイプードルの基本的な体格は遺伝で決まっているので、食事の量を加減して大きさを変えることはできません。その子にとっていちばん適正な食事量を与えるようにしましょう。

子犬時代のドッグフード

トイプードルを家に迎える時期によりますが、例えば生後2ヶ月の子を買った場合には、最初の食事はお湯でふやかして与えるようにしましょう。その際に栄養を一緒に摂るように粉ミルクをかけるとカロリーも補給できます。
牛乳の場合はお腹を壊すことがあるので、子犬用の粉ミルクを使うのが一般的です。
また、一度に多く食べるのは胃に負担がかかるので、最初は1日3~4回で少しずつ、6ヶ月で2回にすることを目標に徐々に回数を減らして量も少しずつ増やしていきましょう。

成犬のドッグフード

順調に成長したら、6ヶ月を過ぎたあたりから成犬用のドッグフードに切り替えていきましょう。成犬になって重要なことは「頑丈な体をつくる」とことなので、カロリー・ビタミン・ミネラルを適量に含んでいて歯と顎を丈夫にできる固めのフードを食べさせます。
トイプードルの顎は他の犬種と比べて小さめなので、もともと噛む力が強いほうではないので、歯に異常があると硬いごはんが食べられなくなってきます。若いうちに歯を丈夫にする努力をしておきましょう。
自宅でごはんをつくって食べさせる場合は、栄養の知識も学ばなければならないので、軽い気持ちで作るのはやめましょう。市販されている多くのドッグフードは犬の栄養バランスを考えているので、知識がない飼い主が作るよりは安全かつ経済的です。初心者のうちは一般的に売っている食事を与えることをおすすめします。

シニアのドッグフード

年齢を重ねるにつれて消化力が弱くなるので、ドッグフードで摂取するカロリーを少なくしていきましょう。市販されているシニア用のドッグフードはカロリーが控えめになっています。
また、歳をとるとビタミンが不足しがちなので、ビタミンを多く含んでいるフードを選びましょう。それでも補給しきれない場合はサプリメントも有効ですが、専門知識が必要なので、獣医師に相談してから購入しましょう。

トイプードルが中毒を引き起こす可能性がある食べ物等

チョコレート

チョコのなかにはカフェイン・テオブロミンが含まれています。これらの成分がトイプードルはじめ犬にとって中毒症状を引き起こす原因となります。
飼い主が食べるときでも粉やかけらが下に落ちるので気を付けましょう。また、犬が欲しがって飛びかかってくることもあるので極力目の前で食べないようにしましょう。

ねぎ・玉ねぎ

ねぎや玉ねぎには犬にとって中毒症状を起こす成分のほか、赤血球を破壊する成分も入っています。また、加熱してもそれらの成分はなくならないので調理したものに含まれている場合も同様です。玉ねぎが入っているツナサラダ・ハンバーグなどは特に注意しましょう。
きざみねぎなどはよくこぼれて下に落ちてしまったりするので、できるだけトイプードルを台所に入れないように柵などを設けるのが無難です。

お茶・コーヒー・紅茶など

これらもチョコレート同様カフェインが含まれているので中毒を引き起こします。イタズラして舐めてしまわないように高い場所などにしっかりとフタをして保管することが必要です。

風邪薬

常備薬はすぐに手の届くところに保管するので犬にとっても身近な場所にありがちです。風邪薬は犬にとって劇薬となるので「毒」だと思って保管してください。