みなさんこんにちは!とトリマーのとねぎです。
今回はトイ・プードルの前足のブーツカットの説明です。

向かって左がカット済み、右がカット前です。足先の毛がもう少し伸びてくると、もっとキレイなブーツカットになりそうです。ここから両方の足を、バランス良くカットしていきます。

アンバランスな両足

まずは、足の付け根の部分をカットします。体のバリカンと足の毛をなじませて、つながるようにカットしましょう。
ストレートのカットの時よりも、若干下の方までバリカンを入れておくと、足のカットが楽になります。
また、ブーツカットは付け根の方をすっきりすることでキレイな形になります。

付け根部分にハサミを入れる

前足の後ろ側、肘の部分もすっきりとカットしましょう。
足よりも胴体の方が長いわんちゃんの場合は、後ろ側を切りすぎるとより胴長に見えてしまいます。その場合は足の前側をすっきりして、後ろ側は余りきらないように調整すると、胴を短く見せることができます。

内側からハサミを入れる
外側からカット

つま先は短くカットして、後ろ側を長めに残すようにすると、ブーツカットにしても汚れが付きにくくなります。
お手入れもしやすくなるのでおすすめです。この子は後ろ側の毛がまだ短いので、そろえる程度にカットしました。

爪先部分をカット

脇の毛もしっかりコームで出して、カットします。この部分は、新人さんが切り残すことが多いです。
家に帰って「お手」などをしたときに、切り残しが見えてしまいますので、きちんと確認してカットしてください。

脇の下をコームを使用してカット

足の後ろ側や脇をカットする時は、足先を持って持ち上げてカットしても良いでしょう。持ち上げてカットすることで、日常生活での動きに合わせてカットすることができます。
テーブルの上で立たせて、コームで立毛しただけでは分からないような切り残しが見えることもありますので、ぜひ実戦してみてください。

足を上げさせて調整

最後に、左右の足の太さなどのバランスを見ながら調整します。左右の足はもちろん、前後の足の太さも同じになるように注意しましょう。調整できたらブーツカットの完成です!

ブーツカットの出来上がり

ブーツカットは足の長い子によく似合います。歩く姿がゴージャスに見えます。しかし、ストレートよりも足先の毛が長くなるので、散歩中にゴミが付きやすくなってしまします。
お家での手入れを怠ると、毛玉の原因になってしまうので、ブーツカットに挑戦するときは手入れもきちんとするように意識しましょう。

カットしたお店:ワンカラットテラス

お店の外観前橋の天川原町にあるトリミングサロンです。
同じ建物の中にはカフェやネイルサロン、エステサロンまで様々なお店が入っているので、トリミング中に飼い主さんも楽しい時間を過ごすことができます!
すぐ近くにはけやきウォークというショッピングモールもあるので、少し足を伸ばせばお買い物も楽しめますよ♪ぜひ1度ご来店ください!
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