ホワイト1色という艶やかな毛色なのが特徴の犬種ですが、真っ白な分汚れもすぐに目立ってしまいます。お手入れが苦手という人には向いていませんが、毎日こまめにブラッシングやコートの手入れをする人でないとその白さは維持できません。

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目の周りも当然白いので、涙やけの対策や汚れのケアを入念に行う必要があります。ブラッシングだけでなく、全身くまなく毎日チェックをする心がけを持っておきましょう。

毛の質もふわふわで性格も忍耐強く、子供と一緒に遊ぶのも大好きな典型的な愛玩犬。見た目だけでなく一緒にいて幸せを感じる白い天使さんです。

マルチーズ基礎知識

原産国 グレート・ブリテン
起源 1800年代
初期のタイプ ネズミ捕り
現在のタイプ 愛玩犬、ネズミ捕り
寿命 13~14年
体重 4~7kg
体高 25~26cm

元気でかしこく、物覚えがいい愛玩犬のマルチーズ。家族連れでお出かけするのも大好き

マルチーズの歴史はずいぶん古く、紀元前1500年頃、マルタ島に移住したフェニキア人が持ち込んだ犬といわれています。古い文献や絵画によくあらわれていた小さいな犬に、当時の人びとは魅了されていました。また、長い航海のお供として船員のペットとして可愛がられていた記録もあります。

マルチーズの歴史

マルチーズの名前はマルタ島からきたのではなく、アドリア海に浮かぶメレダに由来するといわれています。2000年以上前に、フェニキアの商人が古代のメリタ犬をマルタ島に連れて帰ったと考えられています。

マルチーズは、行く先々で人気者になっていました。 王政時代のフランス宮廷でももてはやされ、貴婦人が真珠やサファイアを身につける感覚でマルチーズを飼っていたようです。

そのころは実際の宝石にはさまざまな病気を治す効果があると信じられていた時代だったので、マルチーズにもそんな霊力があると思われていました。実際に癒しの効果を発揮していたので病気が治ったのかもしれません。

かつてはマルチーズ・テリアと呼ばれ、陽気で明るく、時に神経質にもなりますが、長くてきれいな被毛が生えるマルチーズは クイーン・エリザベス時代にも宮殿の婦人たちの間でたいへん高く評価されていました。そのことが一般市民に知れ渡ると、マルチーズはたいへんな高値で売買されていきました。

一昔前の日本では非常に人気が高った種類で、1970年代に一番多く飼われていました。

性格・しつけかた

子羊のようなふわふわの毛が魅力的なマルチーズは、元気で賢く、物覚えがよく、家族連れでお出かけするのが大好きです。小柄なので足手まといにもなりません。一時期は大変な人気を誇り、繁殖もひんぱんに行なわれていたのでそれなりに弊害もありましたが、もともとの性格は元気で活動的、明るく外向的です。ものごとを強いられるのは少々嫌いますが、割と忍耐強い種類の犬です。

おていれ・運動

マルチーズの場合、コートの手入れはかなり丹念にしなければなりません。汚れてしまったあとでブラッシングをすると毛が痛むので、できるだけこまめにやる必要があります。また、目と口の周りも汚れやすいので、頻繁にシャンプーが必要となります。できるだけ身体に優しいシャンプーを使うようにしましょう。

また、天候の影響を受けやすい犬なので、天気の悪い日に戸外に出すのは控え、運動は室内で行なったほうが良いでしょう。行きつけの室内ドッグランでもつくると便利です。

マルチーズには抜毛がないので、子犬の被毛から成犬に生え変わる生後8ヶ月前後には被毛のもつれに悩まされるので、毎日欠かさずグルーミングすることによって解消しましょう。動きの少ない生活に順応しますが運動好きな犬なので、できるだけ遊んであげましょう。

マルチーズの毛色

地面に届くほど長いコートには下毛がないので抜けません。毛色は雪のように白いピュアホワイトです。

出産と子犬

2~4頭の子犬を産みます。生まれたての子には白以外のマーキングがあるこもいますが、3ヶ月くらいすれば白くなってきます。