トリマーshimaのトイプードルカット講座【第1回】

横から見たおパンツカット

トイプードルのカットスタイルの中でも「おパンツカット」は根強く人気です。
でも、おパンツカットはどこでラインを取っていいかわからなかったり、やってみたいけど何だか上手くいかなかったり、丸く作るのが難しかったりします。
おパンツカットのメリット、デメリットをいくつか挙げてみました。

メリット

  • 体型のコンプレックスがカバーできる
  • おしゃれ度が上がる
  • とにかくお尻の動きが可愛い

デメリット

  • 毛が柔らかい、薄い子はおパンツの形が作りづらい
  • お手入れの難易度が上がる
  • おパンツの作り方によっては体型のコンプレックスが強く出てしまう
横から見たおパンツカット

可愛いおパンツスタイルをつくるには、
・おパンツのラインの取り方
・おパンツの丸の作り方
・毛量、毛質

がポイントとなってきます。

トイプードルの毛質は基本的におパンツカットに向いています。
中には軟毛の子もいますがカットの仕方で理想に近づけることは可能です。

おパンツカットのアップ

おパンツライン

正直なところおパンツラインに決まりはありません。
しかし、どうラインを入れるかでスタイルの見え方が違ってくるので重要なところです。

私の場合、犬を側望してだいたいラストリブ(肋骨の終わり)あたりをラインの目印にしています。
胴が少し長い子やおパンツを大きく作りたい子は、それよりも少し手前(頭側)にラインを作ります。
ラストリブよりも後ろにラインを取ると胴が少し長く見え、おパンツが後ろに下がって見えるのであまりお勧めしません。

また、おパンツの下側(後ろ足との境)ですが、これも下に取りすぎると脚が短く見え、おパンツを丸く作りづらくなります。(半ズボンのような形になります)
前肢との脚の長さのバランスを見ながらラインを決めるのも大切です。

おパンツカット後ろ姿

おパンツカットのつくりかた

おパンツカットは下側から切り上げるようにカットしていくと作りやすいです。
トップ(上側)から下側に向かってカットしていくと下側が重たくなりトップの毛が短くなりがちです。

下側から上に切り上げるようにすると、下側の毛がトップの毛を支えるので丸く作りやすくなります。特に毛が柔らかくておパンツのトップが割れてしまう子は下側から切り上げながらカットすることをお勧めします。

また、カットの時にポイントになるのがコームの入れ方です。
コームを入れる時に意識するのは「自然な位置に毛を持っていくこと」です。
無理に毛を引き出して、本来あるところではない位置に毛を持ってこようとすると、カットして犬が自然にした時にイメージとは異なってしまいます。

フレッシュトリマーさんへ

お手入れの難易度は上がりますが、定期的にご利用されていればアドバイスもしやすいですね。可愛くておしゃれなトイプードルのおパンツカット、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?

shimaプロフィール

shima動物病院、また都内トリミングサロンにてトリマーとして勤務したのち独立・起業。
都内でトリミングサロンを運営、奮闘中。
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